造りのよい電動ソフトトップは、ロックハンドルの操作に若干慣れを必要としますが、概ね快適に操作できます。
オープン状態でもサイドウインドウを上げることで、風の巻き込みを防ぐことができました。
これなら4名乗車で、オープンエアクルーズを楽しめます。
電動ソフトトップの視界は、クローズの状態で斜め後方、オープンの状態で後方下半分(ルームミラー下半分)が殆ど見えません。
パークディスタンス(バックソナー)バックカメラは、必須アイテムになりそうです。
良くも悪くもトルク重視で、実用エンジンの鑑みたいな2.0エンジンですが、優秀な6速ATのおかげでことのほか気持ちよく加速してくれます。
穏やかなエンジン、排気音と相まって高速巡航からゆったりとしたクルージングまで存分に楽しめそうです。
ゴルフ3ベースのシャーシですが、ハンドルの切り返しが軽いうえに操舵感も正確で快適にドライブすることができました。
段差を乗り越えると車体全体が軽く響きますが、シャーシ自体は強化されているため撓むことなくことなくハンドリングは安定していました。
6速ATの魅力を知ると、ファブリックシート仕様でもよいのでカブリオモデルに乗りたくなりました。
広大なダッシュボードと、独特なバスタブ状の空間はカブリオ化されたことで更に開放的になりました。
私が乗っていた初期型に比べパネル、トリム類の収まりや精度が改善され、全体的な質感が大きく向上しています。
ゴルフ5よりやや小ぶりなシートも、よい意味でリラックスしたポジションが取りやすく好感が持てます。