震災直後のクルマ生活
「震災直後の3日間のクルマ生活」  そのメリット、(デメリット)について思うこと。

<○メリット>

・暖房の確保
着の身着のままで脱出しても、車内暖房(冷房)で当座をしのげる。
塗れた衣類や身体を乾かすことができる。
毛布がなくても車内で休息できる。


・情報の確保
車載ラジオで災害情報を入手できる。
ナビ搭載TVで映像情報を入手できる。

・携帯電話電源の確保
AC-DC変換アダプターさえあれば、携帯電話の電源を車内電源より供給できる。

・プライバシーの確保
着替えや肌着姿を他人に見られずにすむ。
持病等が有る場合、人前を気にしないですむ。

・伝染病の回避
避難所内で発生する風邪の伝染を防ぐことができる。

・飲料水、食料の備蓄
家族分の飲料水、食料を備蓄できる。
家族分の飲料水、食料が他人の配給品と混在しないですむ。

・医薬品の備蓄
一般的な常備薬を車内に常備しておくことで、体調不良や簡単な怪我を処置できる。

・ペットの居場所確保
避難所ではペットの避難場所の確保が難しい。
ドッグケージを荷室に置くことで、ペットを身近に退避させることができる。

・家族の団結
家族の連帯意識が高まり、余震時の不安を軽くできる。

<×デメリット>

・災害援助品配給の確保
避難所、配給所から離れた場所にいると、災害配給品情報が滞りやすい。

・睡眠不足
車内では身体を伸ばすことができないので、疲労が蓄積しやすくなる。
車外での運動や、アルミマットを活用して横になる必要がある。

・身体のうっ血
車内で同じ姿勢が続くと、下半身のうっ血や血栓が発生しやすくなる。
エコノミーシート症候群に注意する必要がある。

・車内の乾燥
車内空調だけでは乾燥しやすくなるので、適度な過湿対策が必要となる。

・エンジン音の発生
アイドリング時の音は車内はもちろんの事、車外周辺にも響きやすい。
ディーゼルエンジン、マフラーチューニング車は、住宅地でのアイドリングは不可。

・エンジンの排気
風下に排気パイプを向けないと、車内に排気ガスが侵入する。
風向きとともに、周辺への影響を十分考慮して駐車する必要がある。
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散乱した自宅居間
ガソリンエンジンでもアイドリング音
車載ラジオとテレビが貴重な情報
ペットも震災でストレス気味
かろうじて飲料水のみ販売
エンジン排気は風向き注意
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