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震災日記07.07.16 中越沖地震
7月16日10:13に発生した「中越沖地震」で、長岡市も震度6弱の激震に見舞われました。
自宅でPASSAT車内の掃除をしていたところ、ゴーッという地鳴りとともに突き上げるような揺れに襲われました。
揺れは1分以上続き、家屋、電柱、架線が大きく揺さぶられ一帯に大きなキシミ音が響きました。
家の中では妻が動転した愛犬を抱きかかえ、家族の名前を叫んで避難を促していました。
シャワーを浴びていた次男は素っ裸で、玄関に飛び出てきました。

状況確認をしたくてもテレビは停電で見ることができず、IP(光)電話も不通です。
ガスメーターは感震器が動作し、即座にガスを遮断していました。
持出し用ラジオで地震情報を確認し、中越地区が震央であることに愕然としました。
この時点で初震から10分が経過しています。
停電が復帰したのでIPルーターを再起動し、電話を回復させて171ダイヤルで職場に無事を連絡。
予め登録しておいた携帯電話の、災害伝言メールサービスで家族の無事を配信しました。
IP回線不通時はインターネットも使えません、気象庁地震情報の閲覧は出来ませんでした。
IPルーターの複電リセットは知識がないと不可能です、NTTはリセット方法の周知に努める必要がります。
翌日来、被害状況調査目的で柏崎市と周辺地域を巡回してきました。
北陸道、国道8号線ともに柏崎IC周辺は大渋滞が続いています。

巡回先の被災地で経験する、震度4クラスの余震は恐怖感を覚えました。
市街地中心部の被害ばかり報道されていますが、山間部、海岸部の被害も甚大です。
家屋倒壊、土砂崩壊、ライフライン寸断、道路陥没等、中越地震並みの被害状況を痛感しました。
国道8号線沿いの崩落、落石が凄まじく地域に繋がる小道は殆ど不通になっています。
瓦葺で屋根が重く柱の細い、古い家屋はほぼ全壊状態でした。
RC構造の建物でも基礎部が大きく陥没し、傾いています。
迂回路にあたる地方道も震央地周辺に近づくと、路肩陥没、段差のため危険な状態です。
停電の続いた地域は信号機も作動していません。
断水が続いているため、道路脇の小川で洗顔する住民もます。
被災後は梅雨空が続き、雨が倒壊した家屋、家財道具を濡らしています。
ブルーシートを掛けようにも足元が悪く、倒壊の危険があり難しいのが現状です。

今回も中央、近隣の皆様より、迅速な救援を頂きました。
自衛隊、警察、消防はもとより、全国より参集いただいたライフライン復旧隊、救援物資援助隊に感謝しています。
被災地にお住まいの皆様の健康と、救援活動の無事を切に願っています。
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大声で家族へ避難を促す妻    落下してきた花器       崩れたミニカー
震災直後の自宅 7/16 10:15
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「平成19年(2007年)新潟県中越沖地震」の特集
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