フェアリー・ソードフィッシュ(イギリス)艦上攻撃機
1939年からソードフィッシュは正規空母に搭載され、本格的な運用がなされた。1940年11月にはイタリア海軍の要港であるタラント
を夜襲し、イタリア艦隊に重大な損害を与えた(タラント空襲)。
1941年5月のビスマルク追撃戦ではアークロイヤル搭載のソードフィッシュがビスマルクに対して雷撃を敢行し、操舵装置に損傷を
与え、ビスマルク撃沈に一役かいました。
鋼管に布を張った機体構造は外皮に穴が空いても機体の強度低下を招かない事から空中分解しづらく、戦艦ビスマルクとの戦いに
おいてスォントン中尉機が175箇所に被弾してボロボロになりながらも帰還した例があります。
雷撃任務を後継のフェアリー バラクーダやグラマン アヴェンジャーにゆずると、ソードフィッシュは大西洋やバレンツ海で護衛
空母に搭載されてUボート狩りに使用されました。