F-111は米国のジェネラル・ダイナミクス社が開発した軍用機で、初飛行は1964年、世界初の実用可変翼機として知られる。
公式な愛称を有さなかったものの、「アードバーク(Aardvark ツチブタの意)」などの複数の愛称で呼ばれる場合もある。
(アメリカ空軍は退役当日にアードバークを公式採用することを発表した)
F-111は実用機として初の可変翼・アフターバーナー付きターボファンエンジン・地形追従レーダーなど当時としては最新鋭の技術を多く取り入れている。
"戦闘”爆撃機を名乗りながらも、実際には対空戦闘能力はほとんど持ち合わせていないが、その低空侵攻能力と爆弾等の搭載量は、極めて優れている。
F-111の基本性能は高く、戦術航空軍団(TAC)だけにはとどまらず、戦略航空軍団(SAC)では戦略爆撃機として採用された。
電子戦機型のEF-111Aも開発されるなど、いくつかの派生型も作られた。
機体の塗装について、初期は灰色を基調としたアメリカ空軍色だったが、ベトナム戦争以降は迷彩塗装が基本となり後年にはグレー単色の機体が多くあった。
アメリカ空軍からは1996年に全機が退役したため、オーストラリア空軍の装備機は21世紀に入っても使用された唯一の機体であり、
更新機種のF/A-18E/Fの配備が始まる2010年までは使用された。(出典先ウィキペディア)
ジェネラルダイナミックス・F-111(アメリカ)戦闘爆撃機
Hobby Master 1/72 Air Power Series HA3004 - F-111G "A8-274"
6 Sqn., 60th Anniversary of RAAF,July 1999
性能・主要諸元
乗員:2名(操縦士1名 WSO 1名)
全長:22.40 m 全幅 後退角16度:19.20 m 後退角72.5度:9.74 m 全高:5.22 m
空虚重量:21,410kg 最大離陸重量:45,360kg
発動機:プラット・アンド・ホイットニー製 TF-30-P-100(A/B付きターボファンエンジン)×2
推力:111.57 kN 11,385 kgf ×2
最大速度:マッハ 2.5(A/B使用時) 離着陸距離:離着陸共に約910m
航続距離:約4,700km(最大搭載量、内部燃料のみ) 実用上昇限度:18,288m
固定武装:必要に応じてM61A1バルカン×1(2,084発)
兵装:11,340kgまで搭載可能。
AIM-9 サイドワインダー×2
ハープーン×4 B61戦術核爆弾×4