チャンスボート・F-8クルセイダー(アメリカ)戦闘機
Century Wings 1:72 Wings of Heroes 601499
Vought F-8E Crusader Diecast Model
USN VF-162 Hunters, AH200, USS Oriskany, Vietnam, 1966
F-8はチャンスボート社が開発し、アメリカ海軍とアメリカ海兵隊を中心にフランス海軍とフィリピン空軍で使用された艦上戦闘機である。
愛称はクルセイダー(Crusader、十字軍の戦士)。F-8は当時の陸上機をも凌ぐ高性能を誇り、また極めて信頼性が高く、扱いやすかった。
同じエンジンを搭載する空軍のF-100戦闘機が最高速度マッハ1.3だったのに対し、本機はマッハ1.7に達した。
これはインテークの上から前方に突き出した機首コーンがショックコーンの役目を果たし、エンジンの性能を最大限に引き出した事による。
B型以降は機首コーンはレーダーを搭載したレーダードームとなり大型化し、ショックコーンとしての能力も向上している。
コックピットは視界を確保するため胴体の先端に配置され、インテークも機首下面にあり視界を妨げないようにしている。
離着艦の際の機首上げ角を抑えるため、前桁に取り付けられた油圧アクチュエータと後桁のピボットによって、高翼配置の主翼の仰角を動かす唯一のシステムを持つ。F-8はベトナム戦争に投入。ミサイル万能論の影響で航空機関砲を搭載せず空対空ミサイルのみに頼り、爆撃能力を重視し機動性をある程度犠牲にしていた。こうした中、軽快な運動性と4丁の20mm機関砲を搭載していたF-8は「最後のガンファイター」と呼ばれ、多数のMiG-17等の敵機を撃墜し、一時期はF-4の撃墜数を上回ったこともあった。そのことから「ミグ・バスター」とも呼ばれた。(出典先ウィキペディア)