B-29はB-17、B-24に続き排気タービンを装備、排気タービンは自動車のターボチャージャーと同じ原理です。
排気エネルギーを利用して、エンジンに圧縮された濃厚な空気と燃料を送り込みます。
空気が希薄な高空でのレシプロエンジンの性能を確保するのに不可欠でした。
戦争中の日本では実用化できず、日本の排気タービン無しの迎撃機では、高空を飛ぶB-29への接近・追跡が困難でした。
B-29Aスーパーフォートレス (アメリカ)爆撃機
朝鮮戦争の初期において有力な戦闘機を持たない共産軍を相手に、国連軍はB-29で爆撃を行いました。
しかし共産軍にMig-15が登場すると形勢は逆転し、B-29の損害が続出しはじめました。
プロペラ爆撃機では、ジェット戦闘機にかなわないことが明らかになりました。