アブロ・CF-105 アロー(カナダ)試作戦闘機
冷戦期において、ソ連の超音速爆撃機を迎撃するために、従来のアブロ・カナダ CF-100 カナックの後継機として開発が行われ1958年3月に初飛行。
開発費の高騰もあって1959年2月に計画は中止され、5機の試作機は廃棄。
CF-105は開発当時世界最強の戦闘機とも評され、当時最新鋭機であったアメリカのF-106 デルタダートをしのぐマッハ2.3以上の速度を誇った。
J75エンジンは当時の西側の軍事用ジェットエンジンとしては最大クラスであり、合計出力は後のF-15戦闘機をも凌ぐ。