戦後ジエット旅客機と並行して、主に中短距離路線用に開発されたのがターボプロップ旅客機です。
プロペラ推進とはいえ構造・理論はジエット機と同一のもので、
レシプロ機とは異なり排気口から出るエネルギーも推進力として使用しています。
世界初のターボプロップ機「バイカウント」を生み出したイギリスは、長距離機として「ブリタニア」を就航させました。
本機XM496は、1960年
から1975年まで英国空軍で使われた後売却され、
ギリシア、キューバ、ザイールで輸送機として活躍しました。
1993年に英国の「ブリストル・ブリタニアXM496保存協会」に買い戻され、
1997年10月までフライアブルな状態で管理されました。